原動力は、親への思い? 農家民宿「阿専」へ。
「この民宿をやるために、会社を辞めて、家族とも離れて、単身、羽後町(うごまち)に暮らしているんです。」 そう話すのは、羽後町の農家民宿「阿専(あせん)」を営む阿部英之さん。そこまでするなんて、よほど民宿への憧れが強いのか…
編集・文:矢吹史子 写真:船橋陽馬
2020.01.22
北秋田市鷹ノ巣にある菓子店「晩梅」。「ル・デセール」というチョコレート菓子が人気の店です。
なんも大学編集部も大好きなお菓子で、お土産などにもたびたび利用しています。
今回は、この晩梅を訪ねて、「ル・デセール」についての逸話や、この店の意外なルーツ、そして、携わる方々の思いを伺ってきました。
美味しくいただいたところで、10代目で社長の髙橋伸幸さんと、息子で11代目にあたる良輔さんにお話を伺っていきます。
——やっぱり美味しいですね!
——これは、いつ頃からある商品なんでしょう?
——「ル・デセール」というのは、どういう意味なんですか?
——ずいぶん手間がかかっていますね。1日2000個と大量生産が必要でも、パッケージを変えようということはなかったんですか?
——個人的にも、この開ける工程がワクワクするので、パッケージは変えないでほしいです! 味のほうも昔から変わらないのでしょうか?
——え〜〜!!夢がありますね!
——晩梅さんは、創業何年目になるのでしょうか?
——そんなに古い歴史があるんですね!「晩梅」というも、なんだかロマンティックな名前ですよね。これには、どういう意味があるんでしょう?
——え??
——え〜〜〜!?
——会長さんの代から大きく変わっていった。会長さんから学んだことも多いのでは?
——発明のレベル?
——「代々初代」。良い言葉ですね! その言葉がある上で、ご自身が心がけているのは、どんなことでしょう?
——社長さんとしての「代々初代」としての思いは、どういうものでしょうか?
——老舗のかまぼこ屋さんの売り方のノウハウを、お菓子屋さんでも活かしてこられたんですね。
「代々初代」。先人が積み重ねてきたことに固執せず、甘んじず、「今、自分には何ができるのか?」と考えることは、お菓子の世界に限らず、これからの時代にとても大切なことになってきます。
この言葉を聞いてからいただくル・デセールは、ひと味違うものに感じられるようになりました。
【晩梅】
〈住所〉北秋田市住吉町8−1
〈TEL〉0186-62-1066
〈HP〉http://www.banbai.com/