今を生きる。自粛期間を経て、わらび座が掴んだもの。
「わらび座」は、仙北(せんぼく)市にある「あきた芸術村」という施設を拠点に活動する劇団。芸術村内の「わらび劇場」での公演のほか、国内外、学校などでも公演を行い、年間公演数は約800回。動員数は、劇団四季、宝塚歌劇団に次ぐ…
編集、文:矢吹史子 写真:船橋陽馬
2021.03.17
大館市にある「陽気な母さんの店」。ここでは、農産物の直売を中心に、宅配、食堂、加工、体験工房、農家民宿など、幅広い業務を行っています。
その名のとおり、スタッフの大半は地元のお母さんたち。その活気ある店の雰囲気からも「陽気」という言葉がぴったりなのですが、じつは、この店の背景には、大館の農家のお母さんたちが向き合ってきた現実と、それに立ち向かってきた日々がありました。
3代目代表の石垣一子さんにお話を伺います。
——石垣さんは、農家のお生まれなんですか?
——それはどうして?
——「三ちゃん」というのは?
——家長は外に勤めている、兼業農家ということですか?
——深い溝?
——100名!すごい数ですね。
——みなさんのなかにも当時の農業をどうにかしなければという強い思いがあったのでしょうか?
——そこまで……。
——石垣さんのご家族は、この状況をどんなふうに思われていたのでしょう?
——最初は何人から始められたんですか?
——そもそも、なぜ女性中心の店にされたんでしょうか?
——「ずるい」というのは?
——支えているように見せて、いざとなったら甘えられる、逃げられる場を作っている……そういうところは私もあるかもしれません。
——実際、店が形になってみて、気持ちの変化はありましたか?
——それでも、20年経っても日本はまだまだ女性は軽視されているように感じることは多いですし、秋田での農業の厳しさは年々深刻になっているように感じます。
——それは、後継者を作っていくために?
——実際、若い世代は入ってきているんでしょうか?
——石垣さんの存在が大きすぎるのでしょうか?
——チームでやっていくことで形にしてきたんですね。
【陽気な母さんの店】
〈住所〉大館市曲田家ノ後97−1
〈TEL〉0186-52-3800
〈HP〉http://yoki-kasan.com/