買い物のその先へ。地域のハブ「スーパーモールラッキー」
横手市十文字町にある「スーパーモールラッキー」。生鮮食品、お惣菜はもちろん、日用品、DIY用品、家電、衣類、おもちゃ、本……ここで手に入らないものはないと言っても過言ではないほど、充実した品揃えの総合スーパーです。店内は…
編集・文:矢吹史子 写真:船橋陽馬
2021.03.24
かつて、日本で2番目に大きな湖であった八郎潟。そこで獲れるワカサギや白魚などを生かして、潟上市では、古くから佃煮の生産が盛んに行われています。
市内には、以前、なんも大学でも取材に伺った「佐藤食品株式会社」をはじめ、いくつかの老舗佃煮店がありますが、そのなかに、ちょっと変わった事業を行う店があります。
千田佐市商店。ここには、「アートオフィスサイチ」という文化事業部があり、コンサートや音楽祭を企画しているというのです。
佃煮店がコンサートを企画? 一見、不思議な取り合わせにも見えますが、そこには、ある共通する思いがありました。
千田佐市商店の千田浩太さんにお話を伺います。
——食品メーカーで、文化事業部を持っているというのは、珍しいですね。
——ピアノを始められたのはいつ頃からなんですか?
——その後、留学もされた?
——音楽の勉強はできたとしても、将来的には決まったレールがある。その状況にどう折り合いをつけていかれたんでしょう?
——メトロでオペラを?
——そして、文化事業部での活動が始まった。
——アイデアひとつで、音楽が受け入れられやすくなったんですね。
——「ここでもできるんだ」という実感も湧いたのでは?
——千田さんご自身にとっての音楽の魅力というのは、どんなところにあるのでしょう?
——型があって、そのなかで、自分ができることはなんだろうかと考える。
——その精神は、「潟上という地域や佃煮屋である、という状況のなかでどうチャレンジするか」という考えにも通じているのかもしれませんね。
——たしかに、眠っているピアノ、ありますよね。
——このピアノは、ストリートピアノのような形で、その場でどなたでも弾けるとういうものなんでしょうか?
——佃煮屋というご商売については、どんなことを大事にされているのでしょうか?
——潟上という土地については、どう感じられていますか?
——音楽においても、佃煮や文化においても、昔からあるものをとても大事にされているんですね。
【千田佐市商店】
〈住所〉潟上市昭和大久保字片田千刈田428-3
〈TEL〉018-877-3208
〈HP〉http://www.chida.co.jp/
【アートオフィスサイチ】
〈HP〉https://www.artofficesaichi.com/