Discover Akita|第4回 永楽食堂<秋田市>
酒どころ秋田の人々に愛される大衆居酒屋。壁一面を埋め尽くす県内外の日本酒銘柄、秋田の旬の食材を取り入れた手料理の数々、秋田駅前という立地も相まって県外からの出張客にも人気が高い。「秋田のお母さん」という言葉がぴったりの愛…
編集・文:矢吹史子 写真:船橋陽馬
2018.06.27
「年貢」「一揆」「助太刀」……。いくら秋田が農業県であるとはいえ、さすがにこの時代、なかなか耳にしない言葉ですが、五城目にはそれがふつうに使われている場所があります。それがこの「シェアビレッジ町村」という茅葺の古民家。
この古民家を村に見立て「年貢を納めると村民になることができる」というプロジェクトが行われているのです。 年貢に古民家。まるで時が止まっているかのような話ですが、この場所から、新たなコミュニティの形が生まれていました。
——すばらしい建物ですね。
——こんなに立派な建物が残っていたこと自体、奇跡ですね。
——そこで、みなさんが手を挙げた?
——あらためて、シェアビレッジの仕組みを教えていただけますか?
——ここに来ることを「里帰り」と!? ちなみに、全員が村民でないと泊まれないんですか?
——ほかにも村民には特典などあるんですか?
——それぞれネーミングが徹底してますね。
——村民は今、どのくらいいるんですか?
—— いま、そこに住まずともその土地と関係性を持つ「関係人口」という考え方がありますが、ここでは、それを先駆けて実践してきているんですね。
——シェアビレッジができてから、五城目町自体が盛り上がっているように感じます。
——ここを入口に関わり始めた人たちが、その後どう繫がっていくかも課題になりそうですね。
——今度は助太刀ですか!
古民家を守るために生まれた「村」という考え方は、人々を動かし、今や町全体の原動力にまでなりつつあるようです。
【SHARE VILLAGE MACHIMURA/シェアビレッジ町村】
〈住所〉南秋田郡五城目町馬場目字町村49
〈時間〉10:00〜15:00
見学可能(HPよりお問い合せください)
16:00〜10:00 宿泊者専用
〈定休日〉火・木・祝日
〈HP〉http://sharevillage.jp/