Discover Akita|第4回 永楽食堂<秋田市>
酒どころ秋田の人々に愛される大衆居酒屋。壁一面を埋め尽くす県内外の日本酒銘柄、秋田の旬の食材を取り入れた手料理の数々、秋田駅前という立地も相まって県外からの出張客にも人気が高い。「秋田のお母さん」という言葉がぴったりの愛…
編集・文:矢吹史子 写真:船橋陽馬
2018.12.26
鉱山や温泉、ホルモンなど、自然や食べ物などのエネルギーが印象的な鹿角市ですが、エネルギーの塊はここにもありました。「鹿角市立花輪図書館」。鹿角市を旅するなかでふらり立ち寄ったこの場所で、「図書館」という場への愛をもって突き進む、なんともパワフルな女性たちに出会いました。
この図書館、ひとまわりしただけでもなんだか楽しいのです。とにかく随所にいろんな工夫がいっぱい。「これはただの図書館じゃないぞ!」ということで、思い切って取材交渉をしてみたところ、突然の依頼にも関わらず、快く引き受けてくださいました。
案内してくださったのは、館長の小林光代さん(左)と、業務責任者の佐藤郁さん(右)。ユニークな出で立ちの館長さんに、ワクワクはさらに高まります。
お二人の解説のもと、あらためて館内を回ってみます。
子どもたちが来た際に使うというガイドの旗を掲げて、図書館見学のスタート!
館内を一通りご案内いただいたところで、あらためて、小林館長と佐藤さんにお話を伺います。
——工夫と楽しさに溢れていますね! 配置も相当考えてやってらっしゃるんじゃないですか?
——町の財産として広くシェアしていく、ということを意識的にされているんですね。
——イベントを通して、一気に図書館との距離が縮まりますね。
——図書館を楽しんでもらうために、体を張っている!
——図書館が町の拠点になって、いろんなことが動き出しているんですね。
——でも、図書館の外部の人を動かすのって大変ですよね?
——「みんなでつくる」には、町の人々にとって、いかに「自分ごと」にできるかというのもとても重要ですね。
——この図書館からは、その熱意がにじみ出ていますね。
なんともアツい花輪図書館でしたが、小林館長は、同じ鹿角市にある「立山文庫継承十和田図書館」の館長も兼任。併せて訪ねてみましたが、こちらも同様、楽しい工夫がいっぱいの場所でした。
鹿角へ来たなら図書館へ! 本と、情報と、パワフルな女性たちが待っています。
【鹿角市立花輪図書館】
〈住所〉鹿角市花輪字八正寺13番地 鹿角市文化の杜交流館コモッセ2F
〈TEL〉0186-23-4471
〈HP〉http://www.kazuno-library.jp/