大曲の駅前商店街で聞いた街のこと
昨年も約74万人の人出となった全国花火競技大会「大曲の花火」は、言わずとしれた大曲の、いや、秋田の、日本の宝のようなイベントですが、大曲駅前からまっすぐ伸びる、その名も「花火通り商店街」とその周辺には気になるお店が連なっ…
編集・文:矢吹史子 写真:高橋希
2021.01.20
2020年5月、男鹿市に「TOMOSU CAFE」がオープンしました。
これは、精肉店「グルメストアフクシマ」を営む福島智哉さん、「こおひい工房 珈音」を営む佐藤毅さん、服飾ブランド「Own GArment products」を営む船木一人さんの3人が始めた店。
職種の異なる3人が一つの店を始めるのには、どんな思いがあったのでしょうか? そして今、この店を基軸に、男鹿には、小さいながらも豊かな波紋が広がりつつあります。
この店のオーナーである、船木一人さんにお話を伺っていきます。
——はじめに、船木さんご自身のことを伺いたいのですが、ご出身は男鹿なんですか?
——「生き死に」というのは……?
——震災を機に、生活も考え方も変わっていったんですね。
——世界平和!?
——そのうえでの、パンづくり。
——みなさん、スタートは違うけれど、行き着く先の考えはどこか共通していますよね。
——やりたいことというのは、どんなことだったんでしょう?
——それは、例えばどんなことでしょう?
——それぞれ、ふだんの職種は違うけれど、ここがあることで日々の考えを実践できるんですね。
——スタッフも充実している印象です。
——お店の規模にしては多いですよね?
——とても理想的ですね。
——目はかけてるけど手は出さない、というやり方なんですね。
——ここができたことで、男鹿に新しい流れができたと思うのですが、男鹿や秋田全体を変えていきたいというような思いはあるのでしょうか?
——無理のない形でありながらも、深く循環するように広がっていく。とても理想的に思えます。
——船木さんが、その体現をされているんですね。
【TOMOSU CAFE】
〈住所〉男鹿市船川港船川栄町89−3
〈TEL〉0185-47-6040
〈Facebook〉https://www.facebook.com/Tomosu-cafe-105780674484901/