なんも大学 県のメディア卒業記念対談?!
「日野さんはどうやってますか?」
2016年より、丸5年間発行してきました、秋田県のウェブマガジン「なんも大学」。2021年3月31日をもって、秋田県としての発行を離れ、次年度からはこれまで運営を担ってきた「のんびり合同会社」が引き継いでいくこととなりま…
編集・文:矢吹史子 写真:高橋希
2020.11.25
「沼山大根」という大根があります。これは、横手市沼山地区で栽培されてきた在来種なのですが、じつはこの大根、数十年前に栽培の歴史が途絶えていました。
しかし、2018年に秋田県内の3軒の農家の手によって復活。現在は、すべて無農薬で栽培されているといいます。
11月、今年の沼山大根の収穫が始まったとのことで、その農家の一つ、大仙市の「T-FARM.」の田口康平さんを訪ねました。
この大根の復活にはどんな物語があったのでしょう? お話を伺ってみると、作物を育てることに止まらない、田口さんならではの農業の形が見えてきました。
畑を訪ねると、収穫の真っ最中でした。
田口さんは、今年からご自身でいぶりがっこの製造にもチャレンジされているとのこと。今年栽培した約5000本から、この日は、いぶりがっこにするための700〜800本を収穫していきます。
——細い大根なんですね。
——今年の出来はどうですか?
——生のままの出荷はしない?
——種取り用のものを植え直す?
——大根の種ってどういうふうにできるんですか?
——へ〜〜〜!!
——無農薬栽培となると、難しいことも多そうですね。
——田口さんは、農業はいつ頃から始められたんですか?
——そこから農業を志したのは?
——では、ほぼゼロからのスタートということですよね?
——それが沼山大根だった?
——沼山大根が栽培されなくなったのは、なぜなんでしょう?
——その集落の方々も、伝統を守るために作っていたわけではなくて、そこにあった品種だからやっていた、ということかもしれませんよね。
——一度途絶えた品種を受け継ぐというのは、大きなチャレンジだったのでは?
——受け継ぐということが?
——例えばどんなことでしょう?
——沼山大根がコミュニケーションツールやメディアになっているような?
——沼山大根を介して、みなさんが自分なりの関わり方をしていっているのはユニークですね。
【T-FARM.】
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